落成祭の本義について・・・


家屋建立に際しての、祭祀事である「地鎮祭・上棟祭・立柱祭」については、
当ブログでも、書かせていただきました。

想々:地鎮祭について
http://fuwahirosi.exblog.jp/11709792/
想々:祭祀・・・
http://fuwahirosi.exblog.jp/12979880/
土の話
http://fuwahirosi.exblog.jp/13404673/
想々:ダイコク柱=大極柱
http://fuwahirosi.exblog.jp/19727564/
想々:や・す・く・に・・・
http://fuwahirosi.exblog.jp/18130821/
想々:靖国神社について
http://fuwahirosi.exblog.jp/19243661/


今回は、家屋が完成したときに執り行ないます「落成祭」についてです。

「家が完成して、おめでとう!」ということで良いのだと思いますが、
この祭祀の本義を知った上でのほうが、おめでたさが増しますので、ここに記します。


家屋建立の際、
様々な材料が使われている中には、何処で採れたか分からぬものが沢山あります。
中には、死穢に染まった材料もありましょう。
中には、伐られてくなかった木材もありましょう。
その他その他、様々な想念を含んだ資材が組立てられ組上げられて、家屋新築でございます。

一切の資材を生き更へらせること、これが落成祭の本義でございます。
一軒の家屋という「生きもの」にして一切の資材を甦らせて参ります。
そのとき、一つ一つの材料が自分勝手な存在を主張していたら、家になりません。

あれもこれも彼も私もという様に組立てられた家屋を一瞬 
「祭祀という虚空」に置く、
そして同時に新生させる。

家屋新生に当たってどれ程の者達がその身を其処に呈供している事か、
お屋根のてっぺんから縁の下に至るまで全部 
吾が身を捨ててお役に立ってくださっているのです。

家屋新生とともに、『家族新生』なのであります。

銭金があるからというだけで、良い家屋が造られるものではありません。
こういった祭祀を通して、心を合わせ、お許しが得られてこそであります。


以上、落成祭の本義について、誠に簡単ではありますが、小生が知る所を記させていただきました。
このような事を知ることができましたことを心より感謝しております。



[PR]

by fuwahiroshi | 2014-11-08 18:50 | 想々  

<< 想々・・・:伝統木構造という仕事とは もうすぐ完成・・・ >>