決して懐古主義ではない。
むしろ逆である。
果たして
現在まで、累積、何億人の大工が産まれ「技」を競って、死んでいったことであろうか・・・・
現在、我々が「伝統木構造」と呼ぶ代物は、
大工達が、過去の数々の地震、台風などの「天災」と「気候」を経て残った建物に学び、参考にし、改良し続けてきた結果である。
この瞬間、木造建築に携わるということは、
その何億人もの大工達を背中に背負って、現代を切り開く「最先端に立つ」ことと同義であるはず・・・
ましてや、彼らが眠る国土、大地の上に建てるのである。
今、この視点、この立場を感覚することが大切、と想々・・・