もみがら版築壁

 植物と水硬性石灰の混合材を始めてから、早10年・・・。

今日は、ある人に聞かれたので、なぜ、この材料を始めたかを記す。

吾々のまわりに生きている生き物の巣をみると、高気密高断熱なんてことはない。
彼らを ぐるっと 包んでいる材料をみると
彼らにとって 程よい 断熱性・蓄熱性・通気性・吸湿性 を持ち、強度が足りている。


そこで、それらに習って、吾々人間の住まいとして

 もみがら   の断熱の効果
 水硬性石灰  の蓄熱の効果
 その両方   の吸湿性の効果   
 通気性    の良い家のつくり  に着目した。

これらの天然素材を使って
通気性・吸湿性が良く、断熱と蓄熱と吸湿性のバランスの良い材料を思いつけば、結露もしない。
水硬性石灰が、カビや雑菌や材料の腐敗をふせぐ。
そうして、無駄な化学物質を使わなくて済むことが可能になるのでは・・・。

大まかに言うと、そういうことで始めたこの もみがらと水硬性石灰 の混合材。
横浜国立大学の川端研究室、クスノキ石灰、工学院大学中島研究室、ほか多数のご理解ご協力のもと 
強度を保ちつつ、断熱と蓄熱のバランスの良い材料を作り出すことができた・・・。



その後、求めていた効能よりもたくさんの良いこともあるということが分かってきた・・・。
左官職人・大工とも楽しく現場で施工をさせていただいているだけでなく、お客さんにもとても好評な美しい壁として 進化を遂げ続けている・・・。

下写真:横浜国立大学にて強度試験
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by fuwahiroshi | 2009-07-22 15:23 | 素材  

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