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やがて生まれる子


今日は「戌の日」・・・



   妻と子と連れ立ちてゆく道求む
         ささやかならぬ風の吹きける



日本には、
子を授かってから、
五ヶ月の戌の日に、神社へお参りに行く風習がある・・・

さて、
なぜ、五ヶ月?
なぜ、戌の日?




やまとことばで、

 い:集める力
 つ:星、細胞
 つ;星、細胞

 い:集める力
 ぬ:霊、たま

ということ・・・


つまり、
  星星を集める「月」の、霊(たま)を集める「日」だから、
                  産土神社へお参りにいくと知る・・・


子を授かったことに感謝を申し上げ、
子の健やかな誕生を祈る・・・
また、
「祈る」とは=「息宣る」
でもあるので、
 これから親となる心づもりを「宣言」する日・・・



戌(いぬ)の日といっても、わんわんは関係なかった・・・
(戌のお産が軽いことにあやかっていることはない・・・)



    やがて生まれる子と共に
           人生の真実を歩みたいと願う・・・
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by fuwahiroshi | 2011-09-16 18:30 | 想々  

復興住宅で、もみがら。床の断熱材として。

いわき市に完成した「板倉構法」の木造仮設住宅で、
地元の杉材を使い、素晴らしいことと思う。
「板倉構法」は、もともとは伊勢神宮などにも使われた伝統的な技術。
地元の業者で、進めたことも将来に向けて、必ず前向きな結果を得るはず・・・


設計:安藤邦廣・筑波大学教授
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(写真:安川 千秋)
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(写真:安川 千秋)

ここでは、
床の断熱材に「もみがら」が使われているという。

●もみがら提供:JAいわき市

東日本大震災で、各地で断熱材が不足するなか、産業廃棄物扱いの「もみがら」に目がいくのは
ごく自然のことと思う。


もみがらを断熱材として使うには、下地等、多少の手間がかかるのだが、
厚みをしっかり設けると断熱効果もあって、なんだか清々しい家になる。
こういう形で多くの方が、生活の中で実感できることは、
将来に向けて素晴らしいことであると思う。


非電化もみがらハウスでは、屋根に18cm,床に22cm,壁に10cm
もみがらを入れたが、夏、本当に涼しい。
自分でもビックリした次第。(屋根は通気工法も併用)


写真は、「非電化もみがらハウス」の写真:2009

床のもみがら施工
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壁と屋根のもみがら施工
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by fuwahiroshi | 2011-09-12 21:44  

住宅の「価格と質」の再構築 #01・・・

家の値段が高すぎるという・・・

国レベルでいえばアメリカがダントツの借金王であるが、
個人レベルでいえば、日本人が一番。

  その最たるものは、「住宅ローン」・・・

時代が大きく変わりつつある中なのに、住宅ローンを抱えるとなると、
職を変えたくなっても変えることが難しくなる。

職業を変えたいと思っているのに、職を変えられないとストレスになる。
心身に良い訳がない・・・
のちに医療費が嵩みかねない・・・


  このような
   「医・職・住」の悪循環が起きかねない(既に起きている)・・・



でも
住宅が安かろう悪かろうでは困る・・・




さて、どうしたものか・・・


   子孫に亘り、環境に配慮しつつ、
      家族全員が、安全で、仲良く、健康に暮らせる家・・・


と、いうと以下のことを満たすのが条件・・・

●日本の伝統を活かした木組みの家
●土に還る素材、もしくは再生可能な素材を用いる
●風通しが良い
●日当りが良い
●痛みにくい家のつくり(耐雨風陽振)
●手入れ(掃除、メンテナンス)が簡単にできる家のつくり
●自然な家族関係の形成


上の条件を満たし、家族4人で暮らす家を、
1500万円前後で建てられる設計を考えていかないといけない。



 
   これは、材料供給者と工務店と建築設計者の
                  「大切な目標」となるべきである。



そこで
「気持ちの良い空間の工夫」「庭」も盛り込む条件で
例えば、こんなのはどうだろうか?

1.「子供部屋」
子供部屋というのは、中学生から大学卒業までのたった10年間くらいしか使わない。
たった10年間のために、将来「子供部屋が余って使われない様な無駄に大きな家」を
造っているのが現状・・・
あまり良い場所に大きな子供部屋を与えると、
心地の良さに浸り、パソコンの普及もあって、その部屋の中に自分の世界を創りかねない・・・
鍵など付けたらなおさらである・・・
「はやくこんなちいさな部屋を出て,自立したい!世の中に自分の世界を展開したい!」
と子供が思うくらいの広さで充分と思うが、いかがか・・・
それを例えば、居間のすぐ隣に、子供部屋を設ける(例えば一部屋当り:3畳とか)。
居間に付属させることで、自然にコミュニケーションをとる家族に形成されていく。
子供がはやく独立したら、大きな居間となる(それまでは、小さめの居間)・・・
こうすることで将来「子供部屋が余って使われない様な 無駄に大きな家 」にならなくて済む。


2.「主寝室」
主寝室は寝るだけと考え、極端なことを言うと最低「2畳+押入(布団用)」でもよいだろう。
ここでも空間の工夫はしたい・・・

3.「収納」
家族の収納はどこか1部屋にまとめる。
収納を家中に細かく配置すると、それぞれ収納扉が必要になり、いらないコストがかかる。
収納を1部屋にまとめ、ウォークインにすると、収納扉がいらないので、収納の中身が一目瞭然。
収納部屋自体には、扉を設ける。
調湿・換気の問題もこのように1部屋にまとめると簡単にできる。



こうやって
   小さめだけれども「良い素材」を使って、
       日本の伝統的な家屋に住むのはどうだろうか?


場合によっては
仲間を集めてワークショップをやったりして、
施主自身が建物づくりに参加して、家に魂を込めるのも楽しい。


現代の日本人は
 「人生 の 真実」を歩むべく、家づくりを再考する価値が大いにある時代に在る・・・


小生も、
材料供給者、職人、工務店、仲間と話合い、目標を達成するべく、進んでゆく次第。
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by fuwahiroshi | 2011-09-10 13:12 | 想々  

声を消さぬ様に・・・

春 夏 秋 冬
という・・・
この季節の中に日本国と民族を育てなさるお働きがあります。


立夏から秋にかけて、
蜩(ひぐらし)がカナカナカナと大地いっぱいに鳴くと同時に、
田んぼの稲穂はぐんぐんと伸びていきます。
カナカナという音は生命力の音と聞く・・・


立秋の田んぼの稲の稔りが豊かに付く頃、ミーンミーンとなくセミの声が広がります。
実が生りますとミーンミーンと鳴ると聞く・・・


こうして私達の日本国は一年一年、季節とともに一緒になって生命の営みをしております。


どうか、
欲張りすぎて、農薬の使い過ぎでセミや虫の声を消さない様に、と祈ります・・・






関連して、
現在工事中の現場のお庭を造ってくださりますお庭屋さんのお話です。

埼玉の飯能に「曵地トシさんと曵地義治さん」夫婦が営む、「ひきちガーデンサービス」という
お庭屋さんがあります。
一度だけお宅にお邪魔させていただいたことがありますが、
生活への温かく、細やかな眼差しが沢山詰まった伝統工法の素敵なご自宅でした。

9月8日(木)の19:30から「ジュンク堂書店 池袋本店」にて
曵地さんが出版された「雑草と楽しむ庭づくり」のトークセッションがあるようです。

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by fuwahiroshi | 2011-09-04 12:54  

土の話

人として産まれるとそのうち、
人は「人」になりたいと思うようになる。

同じ様に、海は海、山は山、川は川になりたいと思う。


土も同じ。

畑・・・
それは、土の中からものを生み出すところ
だから、土の中から野菜や米を生み出す。

墓・・・
それは、亡骸をおさめるところ。それが土の役割。
だから、もともとお墓であったところに、家を建立しても、家を亡骸にしようとお働きになる。

地相というのがあって、
それぞれの土地の、その土の役割があって、いまも連綿とその役割を
果たそうとしていると聞く。

だから、
土地を選ぶ時に、そこがもともとどのような土地であったかを知ることが大切になる・・・


地鎮祭を行うのは、工事者の無事や家屋の完成を願うものではない。
事故は人間の責任、
そして
家屋の完成も関る人間の努力の結果である。

地鎮祭とは、大地への真心を籠めた「家屋建立の許可願い」であり、
ここから展開する家屋とその家屋の世界を慎んでお迎えすることである。



地鎮祭は、その土地の「産土様(うぶすな-さま)」にお願いする。

産土神社は「うぶすな-じんじゃ」と読む。

「うぶすな」 は、   土 を 産む と書く・・・

「土」を新しく生まれ変わらせるお祀りか と想う・・・
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by fuwahiroshi | 2011-09-03 18:55