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管見(其の一):“新生”国立競技場について(概念編)

 





     「管見(其の一):概念編:レガシー(遺産)となるためには 」







         不破博志一級建築士事務所 東京都知事登録 第54998号
              一級建築士 不破博志 大臣登録 第331569号

 
 


                                

   『“新生”国立競技場:レガシー(遺産)となる競技場に相応しい概念』
 


国民は、特に若い人は、国際的な評価を意識した「表層の美しさだけ・奇抜さだけ・斬新さだけ」を競うコンペに興ざめしております。
どんなに素晴らしい競技場が出来たとしても、国がバラバラになってしまっては本末転倒であり、東北初め全国の被災地の新生に尽力されております方々にとっても「こころをよせやすいもの」であることが大切と考えます。
そもそも民間ではなく、国立の施設であります。

そこで、誠に僭越ではありますが、
“新”国立競技場 ならぬ “新生”国立競技場に向けた「概念」をご進言させていただきます。



● 提言
「レガシー(遺産)となる競技場に相応しい概念」


「高貴な概念を立てあえて質素にこしらえる美意識」のことを国語で「やつす」「やつし」と申します。おもてなしの精神がある茶道などにも通ずる我が国に脈打つ「美意識の真髄」です。 

そこでまず、“新生”国立競技場は、由緒ある神宮の外苑にちなんで、日本と世界の人々の鍛錬および精進を「奉納する競技場」とするという概念を立てるのが良いと考えます。
  
「奉納の精神」に焦点を当てることは、アスリートの価値を高めるだけでなく、日本と世界の子供たちにとって教育的意義もあり、スポーツの祭典・聖地にふさわしいと考えます。そもそもオリンピックの起源も「奉納の場」であったと云われております。

この「概念」は「心」をよせやすいため、建築にした場合「体」もよせやすいものとなり、アスリートおよび国民に大切にされる施設として息づくと考えます。

上記は、新国立競技場が五輪のレガシー(遺産)となるために備えるべき基本概念と考えます。 
                




※ 建築家として「建てるならばこう考える」と提案する立場であります。ご指導ご鞭撻ご批判お叱りをいただきたく存じます。









                                  
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by fuwahiroshi | 2015-07-21 00:06 | 作品  

奉納即至誠


元々、オリンピックは、
人間の肉体的鍛錬の成果を神々へ「奉納」するところにあったという。

日本でも、学校で行う「文化祭、体育祭、音楽発表会」なども、
少し前までは、よちよち歩きだった子供たちの日頃の努力の成果を「奉納」するところからはじまっている。

「学術発表会」もそうであった。
「一生懸命、研究・勉強したらこんなことが分かりました。お聞きください」
という奉納であった。


何事にも他との競争という一面もあるが、
同時に「奉納」という一面をもつことが、個々に必要なのかもしれない。

遊び・仕事のなかで切磋琢磨する中で、
この「奉納」の一面を取り戻すことで、「至誠」を自然に取り戻すのだ、と想々・・・
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by fuwahiroshi | 2015-07-09 22:59 | 想々  

恐ろしい世界


現在、手掛けている住宅の上棟式の際、
施主の父で、昭和12年生まれのお方にお会いした。
御年78歳である。

興味本位で、今の日本の現状についての感想をお尋ねすると

一言、「恐ろしい・・・」

といいますと・・・
と質問を続けると、

「昔は、手を使って一生懸命、これをこう作ったら人がどう喜んでくれるかなあ、
なんて考えながらやっていたが、今はほとんど、機械でつくってしまうんだろ・・・、恐ろしいよ」

はっとした。

小生達も、手を使って一生懸命、喜んでもらえるか、楽しんでもらえるかを考えながら、
つくっているが、そうでない人のことを
              「恐ろしい」
                とまでは思ったことはなかった・・・。

人はだいたい80年くらいで生まれ変わるとお聞きしますが
生まれ変わってやってきた世界が、「恐ろしい世界」にならぬよう、
仕事をしたいと想々・・・。
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by fuwahiroshi | 2015-07-09 22:43 | 想々