太陽と月と星と地球とともに...
by fuwahiroshi
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左官:時事刻々といざなう・・・
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刻々と移り変わる季節・気候・太陽と月明かり・・・。
刻々と移り変わる光と湿気・・・。

それらを目から感じとるのに、庭はもちろんですが、左官もいい・・・。



左官は「光の表現」です。
光の内包する「やわらかさ・あたたかさ・さわやかさなど」を表現します。



左官は「色気の表現」です。
湿度感、触感、空気感・・・
その質感は五感で一番敏感な「肌感覚」に直接訴えかけてきます。




季節ごと・天候ごと・太陽と月の運行で、その光と色気と湿気が「時事刻々」と変化します。
刹那的であるがゆえに、左官は「美意識の世界へといざなう」。
理屈を超えた世界であります。
なにもしなければ、ただただ減っていく時間の中、この世界を堪能するのとしないのでは雲泥の差があります。


今、施工中の現場と最近竣工した現場の左官写真です。




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by fuwahiroshi | 2016-03-25 02:59 | 作品
節司(せっし)という職
僕は、
「建築家」をという肩書きをやめ、「節司(せっし)」とすることにしました。



建築という言葉は、実はまだ新しい言葉・・・
お叱りを恐れずにあえて言いますが、西洋文化に迎合し、architectを「建築家」としたのは我が国の歴史・価値観・自尊心を捨てたという意味においてある種の罪だったのかもしれないと考えている。

本来constructionの意である「建築」という言葉が、先に立ち過ぎた結果、本来「庭に住む」だったはずのものが、いつのまにか「家に住む」となってしまい、身のまわりから庭や植物が消えていったのではないかと思う。

僕らは言葉から逃れられないから、言葉は大切なのである。

これからの時代、もはや「建築家」という言葉を変えたらどうだろうか、と思う。
僕は日本では、「建築家」という言葉は過去のものとして葬り、これからは「節司(せっし)」と呼ぶのが相応しいと考える。

「節司(せっし)」とは「季節を司る職」のことを指す言葉として、体の中にすーっと舞い降りてきた言葉であり、その後、体の底からイメージと力が湧き上がる泉となった言葉です。

施主のみならず、仲間のアーティストや作家さんや職人や庭師などと「節司(せっし)」についての話をしてみると、大変盛り上がる。

言葉一つで大変盛り上がるのである。

辞書にも載ってない言葉であるが、日本では家屋に携わる人々は本来「節司(せっし)」だったのではないかと想う・・・。





ここで同じ「司」が付く職業を眺めてみましょう。

・宮司(ぐうじ)は祭祀を司る職。お宮に司り、お宮さんのために、姿を消す職業。
・行司(ぎょうじ)は相撲の勝敗を司る職で、俺が俺がとは言わない職業。
・司会(しかい)は会の進行を司る職。でしゃばり過ぎると煙たがられる職業。

実は「司」が付く職業とは、「なにかのために姿を消す」職業でありました。
建築家がこの意識に欠けてきたため、街には俺が俺がとでしゃばる建物が溢れ、庭も植物もどこかへ追いやられてしまい、季節を感じない街となってしまいました。。。




我が国は、お月様の恵みで「二十四節気」というように四季が豊かであります。
昨年から日本全国で季節がはっきりとしはじめております。

屋敷には「庭屋一如」と申しまして、「庭と家屋としつらえ」が一体となる、本来そういう理想があります。

家屋は、その理想の一端を担います。
しかし建築家が「屋敷」という概念を忘れた結果、街並みから「庭」が消え、「しつらえ」は息絶え絶えで、歩いても季節を感じない街を作ってきてしまいました。

理想の街並みの形成には「屋敷」を設計する職、つまり「造家と作庭としつらえ」を総合する職が必要だったのです。その職のことを勝手に「節司(せっし)」と名付けることとしました。


「季節を司る者には、季節に己を捧げ、己の姿を消す、そのような厳しさ」も求められます。
宮司しかり、行司しかり、
己を捧げ、己を消します、そして厳しさがあります・・・・。

節司も厳しく己を消す事で、屋敷の主人に表現者として生きる「間」を与える事に専念できます。

「造家と作庭としつらえ」を含んだ職としての「節司(せっし)」・・・。
昨年から季節がはっきりとしてきた我が国に、今後「必要な職」と想々・・・


遠くない将来、建築学だけでなく「節司学」という学問を学ぶ学生達が世に出てくる事が、僕にとって我が国の希望の一つであります。


「節司学」には、様々なアーティストや作家さん・庭師・職人・山師・材料屋・道具屋・・・などの先生方が入りこんでくることになります。
楽しそうな学科ですね。ぜひ通ってみたいものです。



日本語の一音一音のもつ響きで解いても
●せ:生命の営み
●つ:星 細胞 起点
●し:凝縮
ですので
「せ・つ・し」とは「生命の営みの中で、星、細胞、その起点を凝縮すること」となるのでしょう。


「司」がつく「職」に付く方々にあらためて感服いたします。
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by fuwahiroshi | 2016-03-25 01:57 | 想々
「本来」という言葉・・・
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結局は、どんな理屈よりも感覚である・・・。
カッコイイ!とか、なんか好きとか、元気になっちゃうとか、ん〜氣持ちいいとか、なんか落ち着くとか、なんか嫌だとか、あたたかいとか、やわらかいとか、いい質感とか、いい匂いとか、いい色彩とムラだとか、いい音だとか、いい光だとか、いい陽だとか、いい風だとか・・・。
つまり、ものの善し悪しなどの「決断を下す」のは体感覚である。


一方、「判断の基準」は頭脳でつくっていたりもする。見えてこなかったり、気づかなかったりするけれど、「決断の土台」となっているのではないかと、と考えている。
ですので、今回は「言葉」について、すこし想々・・・。


ーーーーーーーーーーーーーーーー
  「本来・・・」

   好きな言葉だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

本当とか、本物とか、真実とかいう言葉よりも「根元的で絶対的で」でルーツを感じる。
そもそも、ルーツがわからなきゃ、ルーツを感覚しなきゃ、本当は何?とか、本物は何?とか、真実は何?とか、言えないんだと思う。


言葉とは無縁でいられない中、
言葉が本来持つ意味を知るのに、どういたしましょうか?


小生は
日本語の一音一音の響きが本来もつ意味から言葉を解釈することで
「その言葉のもつ本来の意味は何なのか?ルーツは何なのか?なぜ、我々の遠い御先祖様はなぜそういう発音で、そういう言葉で呼ぶようになったのか?そしてなぜ使い続け現代まで残ったのか?我々が今使っている言葉は、遠い将来まで残っているのであろうか?」を自分なりにはっきりさせはじめることになっていた。

ものづくりにおいて、概念から形式を組立てるということは、言葉の「本来」の意味を捉えないと成就しないのだから、ごく自然なことであった。


 とにかく、ルーツが分かれば、ぶれない。
 自分の根っこからカッコイイとか、落ち着くなあと感じているのであれば、ぶれない。
 あとはそこに対してみんなあきらめないだけ。
 根無しで、形式ばかり追ってしまったら、頭の中は、あっちへふらふら、こっちへふらふら。
 ぶれぶれである・・・。。


日本語の一音一音のもつ響きから言葉を解釈するとは具体的にどういうことかというと、
例えば、設計を「せ・つ・け・い」と分けて、
それぞれ日本語の一音一音の響きがもつ「本来」の意味を整理してみる。

●せ:生命の営み 勾玉の音
●つ:星 細胞 起点
●け:食べる 生きもの 育成力
●い:集める 集まる

とすると、設計とは本来なにかが分かってくる・・・。
つまり、設計という言葉の本来の意味は「生命の営みの起点となるように必要な育成力を集め、そして育成力や人などが自然と集まるようにすることである」となる。



同様に
「家屋」
●か:隠された世界
●お:全て 全力 無から有へ 一つに引き締める
●く:組立てる 組織 不思議 虚空体

とすると、家屋とは本来なにかがわかってくる。
家屋という言葉の本来の意味は「隠された世界を全て、無から有へ一つに引き締め組立てたもの、そういう不思議なもの」ということになる。




「部屋」
●へ:閉じる 一面が凡ゆる所へ
●や:強い力 止まる力

部屋とは、本来、「肉体を閉じ込めるが、同時に精神を無限に解放するという強い力、そういう芸当が宿る空間のこと」といえるでしょう。



「和室」
●わ:心波 結ぶ心 間を取る
●し:凝縮
●つ:星 細胞 起点

和室とは、本来、「人と人、人ともの、ものとものを結ぶ心が凝縮する起点となる空間のこと」となるのでしょう




「庭」
●に:心 心波 意志
●わ:心波 結ぶ心 間を取る

庭とは、本来、「心を結ぶ心。つまり、際限のない空間のこと」でしょう。




「門」
●も:未来への希望 思いが波打つ 魂が憑る
●ん:凡ゆる世界や立場が渾然とする 一体化

門は、本来「人の呼吸と同じように想いや希望や活力の出入り口であり、人生模様を表す空間のこと」でしょう。




「屋敷」
●や:強い神力 止まる力
●し:凝縮
●き:氣 天結ぶ力

屋敷とは、本来「門・庭・家屋というそれぞれの強い力が凝縮し、天に結ぶ力となって、住む人の運命を切り開く空間のこと」となる



「土地」
●と:力の充実 ポイント 内容によって変化する鏡
●ち:天の氣 玉憑 生命力

土地とは、本来「力が充実する場所であり、内容によって変化する鏡のことであり、生命力であるので、人の運命に大きく関わる場所のこと」であるので、土地の使い方や土地に対する礼儀が大切となる。
地鎮祭は土地に対する最初の礼儀である。




  言葉とは無縁でいられない

  「本来は何なのか?」

   知って、人とものを見つめたいと思います。

   そして、最後の決断は、体感覚がする・・・。


以下の過去ブログでも音の響きから捉えています。参考までに2例とりあげます。
http://fuwahirosi.exblog.jp/16036545/
http://fuwahirosi.exblog.jp/22507597/
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by fuwahiroshi | 2016-03-17 23:33 | 想々
新国立競技場に聖火台がないことが発覚・・・
新国立競技場に聖火台がないことが発覚・・・
そんなニュースを友人から聞いた。
そんなに驚かなかった。
コンペの発表を見た時に聖火台が見えなかったし、
聖火台の設置を想定していたとしても、どの道、飾り程度の扱いであろうと思っていたからである。

ご興味がありましたら、小生が、昨年(平成27年)の8月にブログに発表した新生国立競技場の案を今一度読み返していただきたい。

現在、建築デザインの業界が抱えている、あるいは抱えているとすら気づいていない問題の一面を感じてもらえるはずです。
建築が「本来持つ」ものを感じてもらえるはずです。


管見(其の一):“新生”国立競技場について(概念編)
http://fuwahirosi.exblog.jp/21461168/


「管見(其の二):“新生”国立競技場について(デザイン編)」
http://fuwahirosi.exblog.jp/21529717/


「管見(其の三):“新生”国立競技場について(工事過程編)」
http://fuwahirosi.exblog.jp/21592179/


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by fuwahiroshi | 2016-03-05 13:38 | 作品